NATOはアメリカの用心棒

タイトル:「NATOアメリカの用心棒」

■防衛費倍増

トランプ大統領NATO加盟国に防衛費倍増を要求。これに加盟国が反対するのは普通。それでもトランプ大統領が防衛費倍増を求めるのは、NATOアメリカの用心棒と見ているから。

トランプ氏、NATO各国に国防費倍増を要求 同盟国に衝撃

http://www.afpbb.com/articles/-/3182108?cx_part=top_category&cx_position=3

トランプ大統領の表向きはアメリカ軍がヨーロッパ防衛を行っている認識。だが本音はアメリカの代わりにロシア軍と戦え。

アメリカ軍展開はアメリカの国益

アメリカ軍は世界各地に軍隊を展開させている。この目的はアメリカの国益を守るため。本音を隠す目的で現地の平和維持にしている。世界の平和は強国に都合が良いルールだから、今の平和はアメリカのルール。

これまでのアメリカは、平和維持が目的で軍隊を世界に展開させた。アメリカの都合で軍隊を展開させたが駐留費は負担。そこでアメリカは現地に駐留費を負担させている。

トランプ大統領は駐留費が負担ならば撤退させれば良い。これで現地とのトラブルも無いしアメリカの経済的負担も軽くなる。だがアメリカ軍撤退は行われない。

軍隊を撤退させればアメリカの覇権が縮小する。シリアからの撤退ならば良いが、ヨーロッパやアジアから撤退すると覇権は劇的に減少する。これではアメリカの国益に反するから、容易には撤退できない。

■開き直りのトランプ大統領

アメリカは中国とロシアの覇権と対立が拡大した。このまま進展すればアメリカは中国とロシアと戦争するかもしれない。直接アメリカが戦争すれば自国の損害と負担は大きくなる。

これではつまらないから、NATOを使ってロシア軍と戦争させる方が都合は良い。本来のNATOアメリカのための用心棒。そのために作られた組織。

トランプ大統領NATOを使ってロシア軍と戦争させるだけではなく、アメリカ軍駐留費軽減まで狙っている。これが見え見えだからNATO加盟国は反対する。

陸戦が行われるのはヨーロッパだから、アメリカは他国を戦場にしてロシア軍と戦争できる。それなのにヨーロッパの平和を目的とした駐留は迷惑。さらにアメリカ政治の覇権下に置かれているから迷惑そのもの。

■拒絶が難しいNATO加盟国

だがNATO加盟国はトランプ大統領の要求を無視できない。なぜならNATO単独でロシア軍と戦争する戦力も財力も無いからだ。やはり必要なのはアメリカ軍。この矛盾とNATO加盟国は向き合っている。

今のロシア軍は冷戦期のソ連軍よりも戦力的に劣っている。今のロシア軍ではドイツまで侵攻することは難しい。だがNATOも同じで、ロシア軍と戦うまでの戦力が無いのが現実。

ロシアが覇権拡大をしないならばトランプ大統領の要求を拒める。だが今のロシアは覇権を拡大している。これはNATO加盟国には脅威で、これ以上のロシアの覇権拡大は好ましくない。

■要求額の減額交渉

NATO加盟国としては、トランプ大統領の要求を全て受け入れることはできない。そこで要求が4%ならば3%まで減額する交渉を行うだろう。おそらくトランプ大統領も予測しており、NATO加盟国が交渉しやすい数字を持ち出したと思われる。

同じことが日本でも行われるから、日本も要求額ではなく交渉で減額させることが好ましい。日本の場合は、アメリカ製兵器を買うことを求められるだろう。